リサーチ結果が意思決定につながったとき、「この仕事を選んで良かった」と思える
まずは簡単に自己紹介をお願いします。
菅野さん
リサーチデザイン本部リサーチデザイン2局で局長代理をしています。具体的にはメンバーのマネジメントや各調査の進捗状況の確認と都度対応です。新卒でリサーチ業界に飛び込み、気づけばもう8年目。この業界での経験を活かしつつ、チームの成長と成果の両立を意識して日々取り組んでいます。
菊地さん
2024年に新卒でSkyfallへ入社し、現在2年目です。菅野さんのもとで、3〜4件ほどの調査を並行して担当しています。具体的には、企画書の作成から集計、さらにレポート提出までの調査フロー全体に携わっています。まだ勉強中の身なので、日々学びながら成長している段階です。
ご自身のミッションや、チーム内で担っている役割について教えてください。
菅野さん
リサーチはクライアントのニーズや課題に応じて調査を企画・実施することで、事業成長を支える重要な役割を担っています。私はその基盤を整えつつ、局長代理としてメンバーのマネジメントや全体のレベルアップを図ることがミッションです。個人プレーではなく、チームとして成果を最大化できるよう意識しています。
菊地さん
私の役割は調査の設計・集計、分析を通じてクライアントの課題解決に貢献することです。その上で「いち早く戦力になること」を自身のミッションに掲げています。そのため現在は、調査を進める上で必要となるスキルを着実に身につけることを重視しています。
担当されている業務について、1日の流れとともに教えていただけますか?
菅野さん
朝はチームでの朝礼からスタートし、各自の業務量を確認します。その後は、調査票の設計、集計、報告書の作成、クライアントとの打ち合わせなどに取り組みます。1つの作業でも2営業日ほどかかることが多いため、常に2〜3件の調査を並行して進めているのが一般的ですね。クライアント確認の待ち時間を活用して別調査を進めたり、新しい企画を考えたりと、日々スピード感を持って動いています。
菊地さん
1〜2年目は、必ず上長に内容を確認してもらい、フィードバックを受けながら調査を進めていきます。最初は難しい部分も多いですが、丁寧に指導していただけるので安心して挑戦することができています。
これまでの仕事の中で、特に印象に残っているプロジェクトや出来事があれば教えてください。
菅野さん
これまであまり携わってこなかった「定性調査」に挑戦できたことが大きな転機でした。アンケートのような数値を扱う定量調査とは異なり、定性調査はインタビューから人の深層心理を読み解く調査方法のため、別の難しさがあります。社内で定性調査を内製化して取り組めるのは珍しく、リサーチャーとしての幅を広げられる大きなチャンスでした。
菊地さん
私も定性調査が印象的です。入社してすぐ、大手PCメーカーの調査を担当させていただきました。まずは定量調査からスタートしましたが、ありがたいことに継続依頼をいただき、その結果が社内で評価され、週次MVPに選んでいただきました。その後の定性調査では、クライアントや外部の協力会社、一般のインタビュー参加者など多くの人と関わりながら進める必要があり、とても大変だったことをよく覚えています。ですが、今ではやりきった経験が自信に繋がっています。
様々な業界に携われるのもリサーチの魅力の一つですね。
菊地さん
おっしゃる通りです。実際にPCメーカー、金融、ホテル、化粧品などさまざまな調査に関わりました。様々な業界のクライアントの意思決定にリサーチ結果が活きていると実感したとき、「この仕事を選んで良かった」と思います。
定性調査は他社ではあまりやられないのでしょうか。
菅野さん
多くの会社は専門のモデレーターに外注することが多いです。だからこそ、Skyfallで内製化して経験を積めることはリサーチャーとして大きな武器になると思います。
リサーチはまるで“総合格闘技”
お二人が「リサーチャー」という職種を選んだ理由やきっかけは何でしたか?
菅野さん
自分の持ち味を最も活かせると思ったからです。私はロジカルに考えることが得意で、物事の因果関係を整理して説明するのが強みでした。リサーチャーの仕事はまさにその力を必要とする領域であり、自分の得意分野で勝負できると感じました。加えて、思考し続けることが自分にとってライフワークのような存在なので、それを仕事にできることは大きな魅力です。
菊地さん
私は最初から「リサーチをやりたい」と思っていたわけではなく、Skyfallという会社に惹かれて入社をしました。入社後の研修で各部署の紹介があり、その中で「分析やロジカル思考を大切にする仕事」としてリサーチの説明を受けたとき、自分に合っていると直感しました。もともとは広告に携わりたいと考えていましたが、人事の方からも「菊地さんに合っていると思う」と背中を押していただき、自信を持ってリサーチャーを志望しました。
業務を通じて「リサーチの力」を実感した場面があれば、具体的に教えてください。
菅野さん
クライアントから「売上が上がった」「サイト改善に役立った」といった声を直接いただいた時です。調査結果が単なる数字にとどまらず、実際の施策につながり、企業の成果を後押しできたときにリサーチの力を強く実感します。
数字やデータを扱うリサーチの仕事において、求められるスキルや考え方はどのようなものだと感じていますか?
菅野さん
イメージとして持たれるロジカル思考は確かに大切ですが、それ以上に「忍耐力」が必要です。マーケティングリサーチと聞くと華やかなイメージを持つかもしれませんが、実際は一日中PC画面と向き合い、数字の羅列を追い続ける地道な作業も多いです。データの処理にミスがないよう、集中力も欠かせません。その上で、論理的に考えられる力や好奇心があると、より活躍できると思います。
菊地さん
リサーチは数字を扱うだけでなく、企画書作成やレポートのデザインなど「表現の力」も必要です。私は、リサーチはまるで“総合格闘技”だと感じています。数字を処理する力、論理的に考える力、文章を書く国語力、発想力など、幅広い力が試される仕事です。
リサーチャーを目指したいけど、今はまだロジカル思考が得意ではない学生でも活躍できますか?
菅野さん
ロジカル思考があるともちろん有利ですが、それがすべてではありません。大切なのは、自分の意見を自分の言葉で表現できることです。他人に流されず「自分はこう思う」と言える人なら必ず活躍できます。得意分野をとことん伸ばすか、苦手を克服するか、そのどちらかをやりきれるかが鍵になりますね。
Skyfallのリサーチャーだからこそ得られるやりがいや魅力について教えてください。
菅野さん
大手リサーチ会社ではテンプレートや型がしっかり整っており、基礎を学ぶにはとても良い環境です。一方、Skyfallのリサーチ部署は立ち上がってまだ1年あまりです。だからこそ、型に縛られず、自分の発想を元に新しい提案を作っていけるのが魅力です。リサーチという仕事を「自分なりのやり方」で切り拓きたい人には、これ以上ない環境だと思います。
Skyfallは“人一倍熱量の高い会社”
Skyfallはどのような会社ですか?
菅野さん
一言で言うと「若手が輝ける会社」です。20代で役職に就く人も多く、早いうちから責任ある立場で仕事を任せてもらえます。若いうちからマネジメントや意思決定に携われる環境は、なかなか他社では得られない経験だと思います。
菊地さん
私にとっては「人一倍熱量の高い会社」という印象です。就活時から他社とは熱量が違いました。採用スローガンにある「追随するな、先行せよ。」の言葉通り、Skyfallの社員は常に前を向いて挑戦しています。座談会で手を挙げる学生が少なかったときに「こういう場面で積極的に手を挙げられる人が伸びていく。Skyfallはそういう人を求めている」とはっきり伝えてくれたことも印象的でした。入社後もその熱量はまったく変わらず、毎日刺激を受けています。
Skyfallで成長したエピソードを教えてください。
菅野さん
Skyfallでは「当たり前のことを当たり前にやる」ことを徹底しています。例えば、お客様を第一に考えることや、売上をどう伸ばすかを常に考え行動すること。こうした日々の積み重ねが評価され、MVPとして表彰される仕組みもあります。私自身もこの文化に触れることで、改めて基本の大切さを実感し、成長を続けられています。
菊地さん
私は入社してから、さまざまなクライアントの調査結果に触れることで「パターンの引き出し」が増えました。最初は手探りでしたが、経験を積むことで「こういう課題にはこのアプローチが有効かもしれない」と提案できる幅が広がりました。Skyfallは若手でも積極的に挑戦できる環境があるので、実践を通して大きく成長できると感じています。
リサーチチームの強みは“柔軟性”
Skyfallのリサーチチームにはどんな強みや特徴があると思いますか?
菅野さん
とにかく「柔軟性」が高いと思います。多くの会社では「企画担当」「報告担当」と役割が分かれていることが多いのですが、Skyfallでは1人のリサーチャーが企画提案から調査設計、集計、そしてレポート提出まで一気通貫で担当します。だからこそ、クライアントの課題を最初から最後まで把握し、状況に応じて柔軟に調整することができます。これは他社にはなかなかない特徴であり、私たちの強みだと自信を持っています。
お互いに「実はこんなところがすごい!」と思っていることを教えてください。
菅野さん
菊地さんは本当に論理的です。事実を冷静に捉え、適切に整理してアウトプットできる。これはリサーチャーにとって大きな適性だと思います。そしてやるべきことをしっかりやり切る姿勢も素晴らしいですね。
菊地さん
菅野さんは、企画書や提案に対して多角的な視点からアドバイスをくださいます。柔軟な対応力があって、しかもレスポンスも早い。考えるスピードと質の高さを本当に尊敬しています!
これから入社する方にどのようなことを期待していますか。
菅野さん
「常に考え続ける姿勢」を大切にしていただきたいと思います。正解が一つに定まらない課題に向き合うことが多いからこそ、考え続けることが成長につながります。
入社前に勉強しておくと良い事があれば教えてください。
菅野さん
Excel、統計、データ分析、マーケティングなど、関連するものであれば必ず役に立ちます。まずは自分が興味を持てる分野から触れてみると良いと思います。
菊地さん
入社時点で特別な知識や資格は必要ありません。私もほぼゼロからのスタートでした。入社後の研修もあるので安心してください。ただ「Excelの関数」や「ショートカットキー」を覚えておくと、日々の作業がぐっとスムーズになりますよ。
最後に学生、求職者の皆さんへのメッセージをお願いします。
菅野さん
たくさんの職種がある中で「リサーチは自分に合っているかもしれない」と思えたら、ぜひ一緒に働きましょう。仲間として成長していけることを楽しみにしています。
菊地さん
就活は辛い瞬間もあると思います。でも、最後には「ここで頑張りたい」と思える会社に出会ってほしいです。その選択肢のひとつに、Skyfallとリサーチという仕事が加われば嬉しいです!
※本記事に掲載されている所属および肩書は、すべて取材時点の情報に基づいております。