2種類のリサーチ職
リサーチデザインとリサーチコンサルティングの業務内容について教えてください。

野口さん
マーケティングリサーチでは、メーカーや広告代理店、コンサル会社など、事業を進めて発展させたいという想いを持っていたり、プロダクトやサービスを改善しようとしていたりと、事業の意思決定のためにリサーチデータを必要としている人たちをお客様としています。
そのお客様に対して我々ができるのは、アンケートやインタビューを通して必要なデータを取得し、分析すること。その際、リサーチコンサルティングとリサーチデザインではお客様のサポートの仕方が少し違うので、実際の業務の流れに沿って説明したいと思います。
まず初めに行うのが、お客様の現状・ステータスや抱えている課題のヒアリング。そして、その課題解決のためにはどんなアプローチで、どんな調査をすれば良いかを一緒にお話しさせていただきます。その後、具体的な調査企画のご提案をするのですが、そこまでの仕事がリサーチコンサルティングの担当です。
お客様の持っている課題感が、「まだサービスが知られていない」なのか、「知ってもらっているのに使われてない」なのか、「使ってもらっているが、もっと単価を上げたい」なのかによって必要な調査が大きく変わります。なので、最初のヒアリングはとても大切です。
それから実際に調査を進めると決まったら、リサーチデザインの領域に入ってきます。リサーチデザインは、一般的にはリサーチャーと呼ばれている専門職。具体的にどんな人に、どんなことを、どれくらいの期間でデータを取得するのかといったより専門的な内容を考え、先方と擦り合わせをした上で、調査するまでを担います。
弊社の場合、調査を実施したら案件が終了というわけではなく、集計や分析をして、部分的に統計学の知識なども使いながら、お客様にアウトプット結果をお戻しするまでの過程を大事にしています。そこまでがリサーチデザインの主な仕事です。
リサーチデータをお渡しした後は、当然そのデータを読み解き、次の施策に活かしていくことが重要です。弊社はそこまでセットでサービスとしてご提供しているのですが、そういったコンサルの領域は、リサーチコンサルティングの担当になっています。
リサーチの専門性か、営業・コンサル力か
リサーチデザインとリサーチコンサルティングの違いを、もう少し具体的にお伺いしてもよろしいですか?

野口さん
リサーチコンサルティングは、弊社のサービスを営業したり、お客様へヒアリングをしたりする部分を重視しており、追っていくKPIは売り上げや顧客との商談数になっています。
サービスをお届けするため、ある一定のリサーチの知識は必要ですが、どちらかと言うとお客様の事業を理解し、どこに課題感があるのかといったマーケティングの話をしていくことが多いです。
一方、専門的な知識を持ってリサーチを形にしていくのがリサーチデザイン。弊社では「リサーチデザイナー」と呼んでいます。調査の形を作って、アンケートを実施し、集計・分析をしてレポートを作成するのが、メインの業務です。

何さん
その点はリサーチコンサルティングにも必要なのですが、一般的なコンサルトと比べると範囲が限定されるんですよね。消費者リサーチに関わる部分のコンサルに限定されるので、働くうちに専門性が高まってきます。
統計的な知識や各種データを分析する力、そういった専門性を高めていくのがリサーチデザイナー。一方、営業的なセールス力も必要になってくるのが、リサーチコンサルタントです。
リサーチ職の面白さ
Skyfallでリサーチ職に携わることの面白さや醍醐味は、どういったところに感じていますか?

野口さん
さらに、事業課題の解決や事業拡大に向けたお手伝いをしていくので、実際にそれが形になって目に見えたときは達成感があります。
たとえば、お客様の商品のパッケージとしてA案とB案があったとき、弊社のリサーチ結果をもとにどちらを採用するかが決まる。それが世の中に出たときは、「企業や社会、そして一般ユーザーに影響を与えるような仕事をしているんだ」と嬉しくなります。
他にも商品開発のお手伝いでは、エンドユーザーのニーズを吸い上げて、お客様にお伝えするのが我々の仕事。それによってサービスの質が高まっていくと、事業拡大の先にあるエンドユーザーの満足にまで寄与できる。
大袈裟かもしれませんが、多くの人の幸せに関わることができて、社会全体の幸福度にも寄与できる可能性がある点に、面白みを感じています。
ー目の前のお客様の満足だけでなく、その先のエンドユーザーにも影響のあるお仕事なんですね。何さんはどんな面白さを感じていますか?

何さん
お客様の新規事業に最初のアイデアベースから携わり、アイデアの検証からコンセプトの検証を経て、実際に作ったサービスをユーザーに試してもらって感想をもらったり……。その後のPRまで、ゼロから事業を作る過程の各段階でサポートさせてもらうので、「先方と一緒に作っている」という感覚はすごくあります。
また、私たちが一緒にお仕事するのは、ストラテジープランナーやマーケター、ブランドマネージャーなど、事業推進を図る上で重要な部署の方々。プロフェッショナルな人と一緒に、リサーチのプロとして切磋琢磨し、お客様とともに成長していけるのは本当に面白いです。
その点はリサーチコンサルティングにも必要なのですが、一般的なコンサルトと比べると範囲が限定されるんですよね。消費者リサーチに関わる部分のコンサルに限定されるので、働くうちに専門性が高まってきます。
統計的な知識や各種データを分析する力、そういった専門性を高めていくのがリサーチデザイナー。一方、営業的なセールス力も必要になってくるのが、リサーチコンサルタントです。

リサーチ職に必要なマインドセット
リサーチ職ではどんな人が活躍していますか?

野口さん
さっきお話したリサーチの面白さにも通じるんですが、いろんな会社の事業を理解する必要があるので、積極的に知ろうとする好奇心は大事です。
あとは、リスク管理ができる人も多いです。調査の理論構築をする際に、「ここがずれると全部崩れるな」といった予測を立て、慎重に物事を進められる人の方が向いている印象です。

何さん
また課題解決をお手伝いするためにも、論理的な思考力やロジカルに物事を捉えていく姿勢も大事です。
それからリサーチデザインと少し違う点で言うと、営業的なマインドですね。売り上げも追っていくので、ある程度根性があり、タフな人が活躍していると思います。
リサーチ職はどんな人に向いているでしょうか?

何さん
また、ヒアリング力と提案力も大事です。場合によっては、「困っているんだけど、どこに課題があるのか分からない」といったケースもあるので、一緒に課題を整理してあげられるような人だと向いていると思います。

野口さん
基本的には新卒の方でも取り組める仕事ですが、特にリサーチデザインの方は数字を見るのが苦痛だという人は難しいかもしれません。ロジカルシンキングが前提になるような仕事内容ではあるので、論理的思考力がある人の方が向いていると思います。
面接ではどのような点に注目していますか?

野口さん

何さん
ただ一般的な仕事と比べると難しい領域を扱う仕事なので、そうした理解力がある人かどうかを経歴書や面接での会話から判断しています。
事業拡大と社員の増員を並行して
これからの組織規模についての目標を教えてください。

野口さん
今後2年以内に50名規模、5年後には100名規模の組織を目指しています。社員の3分の2がリサーチデザインで、残り3分の1くらいがリサーチコンサルを担当するイメージです。
リサーチの仕事は、調査も分析も人がやる必要があります。なので、人数がいないとお客様の課題解決ができる数も少なくなってしまう。より多くの案件に取り組むためにも、増員が必要なんです。
その大きな目標に向けて、今どのようなステップを踏んでいますか?

野口さん
今、アンケートに答えてくれる調査パネルを構築中で、どんなに案件数が増えても、レアな人を探したい場合でも、対応できるようなパネル組織を目指しています。また、今は若年層のデータがあるのが弊社の強みなのですが、今後はさらに幅広い年代に対し、強みを持てるよう成長していきたいです。
別の側面では、リサーチパネルの有用性を証明するための試みも行っています。具体的には大学と連携して、社会学的見地から「弊社の取り組みがリサーチ業界に与える影響」を一緒に研究し、リリースしたいと考えています。
新規事業の核になれるメンバーを
急成長中の今、Skyfallに入社することの魅力はありますか?

野口さん
そうしたポジションの話に関わらず、新しく事業を作っていくところにご興味があれば、まさにベンチャーらしい動きを楽しんでいただけると思います。
最後に今後リサーチ職に応募する新卒の方に向けて、メッセージをお願いします。

野口さん

何さん
マーケティングや新規事業に興味のある方はぜひ、応募してみてください。

キャリアの汎用性が高いリサーチ職。学ぶべき知識も多いですが、その分やりがいや充実感の大きい仕事です。この記事を読んで、「リサーチ職に興味がある」「マーケティングの上流工程に関わりたい!」と思った方は、ぜひご連絡ください!
※本記事に掲載されている所属および肩書は、すべて取材時点の情報に基づいております。