マーケティングリサーチ事業

CASE

導入事例

2025.01.20

高校生のニーズ分析を通じて生徒募集施策が具現化!Skyfallのデータ分析が導いた新たな発見

学校法人駿河台学園

サービス

大学受験専門予備校『駿台予備学校』

今回インタビューを受けてくださった方

教育DX本部 教学マネジメント部 ご担当者様

抱えていた課題

  • 入学案内パンフレットのリニューアルに向けた高校生のニーズ理解
  • 高校生のニーズに寄り添い整備された環境や取り組みの認知度向上

調査の目的

  • 入学案内パンフレットのリニューアルに伴う情報収集
  • 高校生のニーズに合わせた生徒募集施策の策定

調査後の成果

  • 高校生の塾・予備校に対するイメージを得る
  • 入学案内へ高校生のニーズを組み込むための具体的なアクションの洗い出し
・Skyfallのマーケティングリサーチ事業に関するお問い合わせはこちら:https://skyfall.co.jp/research/contact/
・Skyfallのマーケティングリサーチ事業の資料請求はこちら:https://skyfall.co.jp/research/document-contact/

リサーチをご依頼いただいた貴学のサービス内容と、所属部署の役割について教えてください。

駿台:本学園は駿台予備学校を中心に、系列グループに小・中・高等学校、専門学校などを持つ総合的な教育機関です。教育機関の運営以外にも、教育現場支援システムの提供や、ICT教育にも積極的に取り組んでいます。

私共が所属するセクションでは、駿台高校生クラス設置校舎のサポート、各種とりまとめをしています。そのため各校舎の運営から、授業や保護者とのコミュニケーションに関する方針策定まで幅広く担当しており、在籍生だけでなく入学を検討されている方々に対する対外的な活動も行っております。

高校生の声を活かした施策づくりを、共に実現するパートナー

今回弊社に調査をご依頼いただいた経緯について教えてください。

駿台:高校生向けに配布している本校の入学案内資料の刷新に伴い、高校生の生の声を聞くことで、高校生が予備校に求めていることを把握してより良い学習環境の提供や学習成果が上がる施策を講じたいと考えていたことが背景にあります。さらに、他塾・予備校との差別化を図り、本校の認知拡大に向けて競合分析を検討していたところ、貴社を知りました。

今回は入学案内書がきっかけで調査を依頼しましたが、以前おこなった認知度調査では、特定の地域に対する認知度が低いことがわかっていたので、高校生の認知をより高めていきたいという方針のもと、現時点で「駿台予備学校」がどれほど高校生に浸透しているか、市場ニーズを把握したいと思い、調査を依頼しました。

高校生に対して調査をするうえで、どのような不安がありましたか?

駿台:回答の収集が難しいと言われる若年層をターゲットに設定し、さらに特定の地域に向けた調査をしたいと考えていたため、実際に目標とするサンプル数の回答を収集できるか不安に感じていました。また、Skyfallに調査を依頼した際は、我々が調査に関する知見がない状態だったため、必要な情報を漏れなく収集して課題解決に繋がるインサイトを得ることができるのか不安がありました。

株式会社Skyfall リサーチコンサルティング本部 竹島 優樹

竹島:この点に関しては、弊社がパートナー提携しているLINEリサーチのパネルには全国規模で多くの若年層がおり、本調査のターゲットに対する回答の収集が容易であることから、LINEリサーチのパネルを使用して調査をさせていただくことをお伝えしました。

調査における知見がない状態で調査を開始されたとのことですが、ご不安な点やご不明な点に対しては、どのように解決されていかれたのでしょうか?

駿台:そうですね。調査設計から分析に至るまで、営業の竹島さん・リサーチャーの馬渡さんにはその都度必要な情報を丁寧にわかりやすく説明していただいたことで、当初不安に感じていたことや不明点は解消できました。我々の要望に対する連携の取りやすさも、大変魅力的だったと思います。

柔軟な設問設計と迅速で丁寧なレポーティング

調査設計時から配信に至るまでリサーチャーが連携させていただきましたが、印象についてはいかがでしたでしょうか?

駿台:ご担当いただいたリサーチャーとのコミュニケーションやメールなどのやりとりが速く、スムーズに進めることができたことは非常に有難いと感じています。調査設計時に我々からの要望を複数回にわたって伝え、何度もコミュニケーションをとらせていただきましたが、そのレスポンスも速く、柔軟に対応していただき感謝しています。また以前行った調査を踏襲するだけでなく、一部の設問を削除・追加することで大幅に変更することになりましたが、前回よりも目的に沿った設問設計ができました。

株式会社Skyfall リサーチデザイン本部 馬渡 和人

馬渡:そのように仰っていただきありがとうございます。今回担当させていただくにあたり、設問の調整についてはスピーディーに対応することを心掛け、貴校と一緒に作り上げていくことができ、弊社としても大変嬉しく思っています。

調査結果を納品させていただくにあたり、レポートのまとめ方や報告会でのご説明についてはいかがでしたでしょうか?

駿台:回収後、想定よりも早くデータを共有いただけたことに感謝しています。最初にSkyfallに調査を依頼してから、本校側の事情によりスケジュールが1ヶ月程度後ろ倒しになってしまったのですが、パンフレットの制作スケジュールには影響がなく、必要な時期に必要な情報を得ることができたので、非常に助かりました。

また、ご納品いただいたレポートも見やすく、調査について知見のない我々でも理解できるようなものになっていました。報告会を開催していただき、分析や考察の結果を理解できるように我々の目線になってご説明いただけたことに大変満足しています。前回他社でおこなった調査と、今回Skyfallでおこなった調査とは切り口や視点が異なっていたので、我々の課題に対する解決策を提示いただけました。それが特に印象的だったので、追加で「この切り口でも回答結果を見てみたい」とご相談させていただきましたが、こちらも柔軟にご対応いただき、正確で丁寧なご対応に感謝しています。追加の要望まで依頼させていただき欲張ってしまいましたが、追加で依頼した部分についてもすべて的確に答えていただき、精度高く分析していただけました。

他社サービスの評価をヒントに、自社方針をアップデートするための気付き

数値が出たことによる新たな発見はありましたか?

駿台:競合分析については、おおむね想定通りの結果ではあったものの、地方別やセグメント別に見方を変えることで様々な結果が出たため、仮説立てしていたことの裏付けを取ることができたと思っています。また、塾・予備校に対する高校生のニーズも塾・予備校業界全体の傾向が同じでも、塾・予備校によって感じられているニーズが異なることが数値で表れたため、今後のプロモーションに活用することも視野に入れたいです。

塾業界全体を見据えたデータ分析と寄り添いが今後の指針に

今回の調査に対する率直な感想をお聞かせください。

駿台:予備校なので授業があるのは当たり前なのですが、さらに個々に合わせたサポート体制を強化していきたいと思っているため、高校生が塾・予備校にどのようなサポートを求めているのかというのも、素材を作成していく中で指針になりました。

そして、今回の調査では競合比較をすることができ、我々の強みだと思っていることがまだ高校生には浸透していないことや、ニーズとの比較としてレポーティングされたことで、ニーズに対して足りていないところも明確になりました。本校では高校生が求める教育体制が整っている中で、まだ高校生には伝わっていないということがわかったので、強化していきたいです。

※高校生のニーズと駿台予備学校のイメージ

駿台:入学説明会に来られた方、入学された方に対しては我々でアンケートを取っていましたが、今まで接点のない方のデータには触れることがありませんでした。そのため今回の調査を通して、高校生の全体感として同じ傾向にあるものの、セグメントごとに抱くイメージや認知されている部分が違うということも知ることができました。

今後Skyfallでリサーチを検討されている方にメッセージをお願いいたします!

駿台:こちらの要望を聞いていただくだけでなく、塾業界全体に対しても率直なご意見をいただきました。データの分析など不慣れな部分も非常に多い中で、寄り添った対応をしていただけましたので、迷われている方にはお勧めしたいです。

貴重なお話をありがとうございました。