リサーチをご依頼いただいた貴社のサービスと、所属部署の役割について教えてください。
岡田 様(ジェクトワン):今回調査を依頼した「アキサポ」は、大きく「買取」と「活用」の2つのサービスを展開しています。特に「アキサポの活用」は独自性があり、空き家を借り受け、基本所有者のコスト負担なくリノベーションを行い、入居者へ一定期間、転貸するサービスです。
私はマーケティング部PRユニットのマネージャーとして、広報・PRを担当し、アキサポの認知向上に加え、ジェクトワン全体のブランディングや企業価値向上にも取り組んでいます。
渡辺 様(ジェクトワン):私はマーケティング部の部長兼アキサポ事業 CROとしてユーザー獲得からLTVの向上までマーケティングファネル全般の施策を管掌しながら、営業とともに事業成長を推進させる業務を担っています。
AIでは捉えきれない本音を可視化する、柔軟な提案とコンサル力が決め手に
定点調査を実施した背景について教えてください。
岡田 様(ジェクトワン):これまでも統計データから空き家の増加傾向は把握していましたが、所有者一人ひとりの具体的な状況や心情までは見えていなかったため、約6年前からエリアを限定した実態調査を開始しました。その後、部分的な調査だけでなく所有者の実態をより多角的に把握することや、市場におけるアキサポの現在地を客観的に捉え直すことを目的に、2年前より全国規模の定点調査へと移行し、今回で3回目の実施となります。さらなるセグメントの精緻化と、現場の意思決定に直結する視点を取り入れたいと考え、新たな調査会社の検討を進めました。
渡辺 様(ジェクトワン):空き家問題は深刻な社会課題として広く認知されていますが、実際の現場では所有者の状況や悩みが多様で、市場構造も複雑です。そのため、こうした環境の中でアキサポの現在地を客観的に把握し、市場の温度感やユーザー意識を継続的に捉えることが、重要なマーケティング課題でした。そこで、得られたデータを基に適切な施策や投資判断を行うための指針が必要だと考え、定点調査を実施しています。
定点調査の調査会社を切り替えるにあたり、Skyfallの魅力に感じたことを教えてください。
渡辺 様(ジェクトワン):弊社のマーケティング活動においてもAI活用を積極的に進めていますが、LLM(大規模言語モデル)が参照するインターネット上の情報では成功事例に偏りがちで、失敗や悩みなどのネガティブな声は拾いきれていないと感じていました。本人が自覚している悩みでさえネット上には表れにくく、潜在的な課題ではさらにその傾向が強まると考えています。空き家や不動産の領域では、所有者の感情や家族の事情が複雑に絡み合うため、潜在的な実態を把握するにはリサーチが不可欠だと考えています。
その中でSkyfallには、コストを抑えながらも意思決定に活用可能な質の高いデータが得られるという点を特に期待していました。さらにSKYFLAGリサーチという独自のパネルに加え、他社パネルとも連携しているため、調査設計の選択肢が豊富で、目的に応じて柔軟にご提案いただける点に魅力を感じました。
実際に今回の定点調査だけでなく、別件で実施した調査においても、パネルの幅広さを活かし、調査対象を的確に抽出する調査設計をご提案いただきました。事業フェーズや調査目的に合わせて最適な手法を導き出すコンサルティング力があり、今後調査対象やテーマが変化しても、継続的に伴走いただける良いパートナーだと考えています。

露木(Skyfall):ありがとうございます。リアルの把握こそ、まさに私たちが提供すべきリサーチの本質だと考えています。数字の裏側にあるユーザーの潜在意識や背景を読み解く設計ができて初めて、事業を動かすための施策や意思決定に活用できる情報になると思います。
今後も事業フェーズや目的に応じた設計を行いながら、一歩先を見据えて提案を続けていくパートナーでありたいと考えています。

これまで定点で実施していた調査会社からSkyfallに変更するにあたり、不安や懸念はありましたか?
岡田 様(ジェクトワン):過去の調査内容を一部引き継ぎながら実施したいと考えていたため、過去の調査内容や自社の事業背景も含めて理解したうえで、スムーズに移行できるか不安を感じていました。
しかし、Skyfallのリサーチャーの方は私たちの意図を汲み取る力が高く、維持すべき軸と、「今」に合わせてアップデートすべきポイントを的確に整理してくださいました。過去の知見を活かしながらも現在の事業フェーズに即した調査へと昇華させることができたので、引き継ぎに関する不安はすぐに解消されました。
調査データが“共通言語”となり、意思決定を加速
実際に調査結果はいかがでしたか?
岡田 様(ジェクトワン):今回の定点調査は、空き家の所有実態や保持における感情タイプごとのセグメントを整理することで、社内における仮説を検証するために実施しました。
特に、空き家の所有実態において、従来のセグメントは営業サイドから実態と乖離しているという指摘を受けていました。そのため、これまでまとめていたセグメントを切り分けてより詳細に実態を把握したことで、現場の感覚をデータで裏付けることができました。その結果、施策に対する社内の納得感と信頼性が高まったと感じています。

渡辺 様(ジェクトワン):これまでの定点調査と比較すると、ユーザーの行動や意識には大きな変化は見られず、市場はまだ大きく動いていないというリアルな現在地を把握できました。
その中で、競合他社のマーケティング投資が認知度に与える影響も可視化されました。結果として、自社がどの領域で勝負すべきか、戦略の方向性を明確にすることができました。今後はこの調査結果を社内の共通言語として活用し、市場全体の動きを捉えながら施策に活かしていきたいと考えています。
調査設計時から配信に至るまで連携したリサーチャーには、どのような印象をお持ちですか?
岡田 様(ジェクトワン):リサーチャーの方には、調査の設計段階から分析軸の検討に至るまで、積極的にコミュニケーションを取りながら伴走していただいたおかげで、齟齬のないレポートを納品いただけたと感じています。さらに納品後であっても「別の切り口でデータを見たい」といった突発的なリクエストに対し、翌日にはデータをご提出いただくなど、非常にスピーディーかつ柔軟な対応が印象に残っています。

調査結果はどのようにご活用いただいていますか?
岡田 様(ジェクトワン):調査で得られたユーザーの悩みやインサイトを、クリエイティブ制作の判断材料として活用し、Web広告のクリエイティブやPRのメッセージの見直しを進めています。実際に、リサーチに基づいた訴求に変更したことで、Meta広告などのコンバージョンも明確な増加傾向にあり、確かな手応えを感じています。
また、これまで曖昧だったユーザー像を数値により可視化したことで、他部署に対しても根拠を持って各ユーザーに合ったアプローチ方法を共有できるようになりました。社内の認識のズレが解消され、組織全体のアクションに一貫性が生まれています。
渡辺 様(ジェクトワン):弊社では、空き家市場のリーディングカンパニーとしての立ち位置を対外的に示すため、調査データを活用したプレスリリースを継続的に発信しています。今回の調査においても、数値化された客観的なデータをもとに、メディアや一般ユーザーからの信頼をさらに高めていきたいと考えています。
緻密な「問いのデザイン」が、事業を動かす土台に
今回の調査に対する率直な感想をお聞かせください。
岡田 様(ジェクトワン):自社でアンケートツールを用いて調査・分析に取り組んだこともありましたが、自社のみで行う調査には限界を感じていたため、今回はリサーチャーが入ることで今後の活用を見据えた調査設計が実現できました。特に、示唆に富んだサマリーや課題に合わせた設問設計など、専門性の高さが、納得感のある結果に繋がったと感じています。
渡辺 様(ジェクトワン):リサーチにおいてデータはあくまで結果に過ぎませんが、今回の調査では次の打ち手を考えるための基盤となる示唆をご提示いただきました。インサイトを導き出すための緻密な設計力と分析力に、非常に助けられたと感じています。
今後Skyfallでリサーチを検討されている方にメッセージをお願いいたします!
岡田 様(ジェクトワン): 社内にリサーチャーがいない場合、自社で調査を行うと目的が曖昧になり、最終的に何に活用するためのデータなのかが不明確なまま、十分に活用できないケースもあります。Skyfallのリサーチャーは、こちらの意図を汲み取る力が高く、目的や活用方法を見据え、実務で機能する設計を一緒に作り上げてくださるので、既存調査の見直しや、意思決定に直結するデータを求めている方にとって、非常に心強いパートナーだと思います。
渡辺 様(ジェクトワン): 変化の激しい市場において、本質的な実態把握はマーケティングを推進するための基盤となります。事業成長に向けた思考のパートナーを探している企業様には、ぜひお勧めしたいです。
貴重なお話をありがとうございました。
※本記事に掲載されている所属および肩書は、すべて取材時点の情報に基づいております。
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