インタビュー
INTERVIEW
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トップスピードで階段を駆け上がる”Skyfall史上最年少”
執行役員が経営者として語る覚悟。

  • 木村 翔

    プロダクト本部

    木村 翔

    Sho Kimura

    プロダクト本部

    木村 翔

    Sho Kimura

    2018年3月に大学を卒業後、同年4月にGMOインターネットグループに入社し、App・Web問わず幅広く広告主向けの広告企画提案業務に従事。
    2020年3月に株式会社Skyfallに入社し、『マンガDX+』事業を立ち上げ、約2年で総ダウンロード数200万DLを超えるアプリへと成長。
    2022年6月からはSkyfallの開発責任者として全開発チームを統括。

学生時代・就活時代

10代で社会の波にもまれてたどり着いたのは「数字意識」と「成長環境」。
自己成長に”楽しいだけ”の環境は必要ない。

キャリアの原点は、大学時代にアルバイトで打ち込んだキャリアショップでの個人営業。スマートフォンをはじめとする様々なIT商材を扱う体育会系の営業組織の中で、自分よりも倍以上の年齢で社会人経験豊富な大人達と共に4年間仕事をしてきました。

正社員もアルバイトも関係なく成果に対して平等に評価してくれる環境だったので、アルバイトの身であっても、結果次第で多くの報酬を手にするチャンスがあることに魅力を感じました。

実際に働いてみると、自分の努力が実績に繋がって評価されることだけでなく、目の前のお客様に喜んでいただけた時にも、とてもやりがいを感じることができ、大学卒業後は営業の道に進むと心に決めました。

4年間で何千台ものスマートフォンを販売し多くのお客様と接してきた中で、スマートフォンが普及してアプリの利便性が増したことで、ITを通してこれまで以上に世の中の生活が便利になっていくと感じ、将来的にIT商材に関わっていきたいと思いました。また、お客様からの意向をより反映しやすいのは無形商材だろうと感覚的に思っていたところもあり、就職活動初期から無形商材の営業に嗜好が寄っていきました。

学生時代・就活時代

「営業」「IT商材」と軸を絞っていく中でもう一つ欠かせなかったことは、「圧倒的な成長環境」。若手の内から裁量を多く与えられ自己成長できる環境を志望し、最終的にIT商材を総合的に扱うGMOインターネットグループに入社しました。仕事をする上で単に楽しいだけで終わらず、自己成長できる刺激的な環境を求めていたので、成果に厳しい環境に身を置けたことは良かったです。

前職(GMOインターネットグループ)入社

前職(GMOインターネットグループ)入社

すべてのことに全力投球し、挑戦を自分の糧にする。
誰よりも本気で仕事に向き合うことで、異例の10ヶ月連続で目標達成。

新卒でGMOインターネットグループに入社して、最初の4ヶ月間は集客アプリの電話営業を経験し、その後異動してアフィリエイト広告を中心に広告全般を扱う部署に配属されました。就活中は広告業界を見ていなかったので、異動を知った時は広告自体のイメージが湧かない状態でしたが、新しい挑戦ができることを前向きに捉えていました。

一般的に広告を扱う会社は、広告主営業、メディア営業、広告運用管理、制作のように業務毎に部署が分かれていますが、誰よりも早く多くの経験を積み、誰よりも早く成長したいと思っていた私は、上司に直談判して、広告主営業からメディア営業、広告運用管理までを一気通貫できるポジションを特別に用意してもらいました。

広告をユーザーに届けるには、広告主のニーズを形にして、最適な手段でメディアを通してアウトプットすることが必要になります。分業することで、広告主営業は広告主サイドの目線に、メディア営業はメディアサイドの目線になりがちですが、双方が満足する状態を作ることが双方の利益に繋がるので、私が一気通貫で担当させていただいたことで、広告主やメディアに対してwin-winな状態を作れる提案ができ、お客様に満足していただけました。また一人で担当している分、受注してから配信するまでの流れが早いことも双方にとってプラスに働きました。

何十案件ものお客様を一人で担当していたからこそ、この一連の流れを自分の力で多く生み出せたことは、営業マンとしてのやりがいになりました。お客様毎にニーズが異なるので提案内容も変わりますが、様々なお客様と接して多岐にわたる提案をし、広告主・メディア双方の目線を持って行動できる営業マンになれたことで、自分の価値を上げることができたと思っています。

学生時代にやっていた個人営業では、目の前のお客様を満足させることしかできませんでしたが、広告は、配信効果が最大化することで広告主を満足させられ、収益が最大化することでメディアを満足させられ、新しいサービスの魅力を知ることでユーザーを満足させられる。広告を通してすべての人を満足させられることが営業マンとしての誇りでした。

また本気で仕事に向き合っている上司が周囲に沢山いたので、成果主義の厳しい環境ではありましたが、全力で仕事ができる環境は非常に楽しかったです。さらに、次第にやれることが増えていく喜びとチームでの目標達成がやりがいとなり、結果的に売上目標を10ヶ月連続で達成することができました。
精神的にもここで大きく成長し、その過程で会社から評価され新卒2年目でリーダーに昇格しました。

プレイヤー、マネジメントなど多方面で様々な経験を積み成長を実感することができましたが、尊敬できる上司に出会い、自分の中の理想の上司像が明確になったことも良い経験です。私の考える理想の上司像とは、上司が一番に目的意識を持ち、すべての領域に対する知見を一番深め、チームの中で一番頑張る姿を見せ続けることのできる人です。だからこそ「この人の下で働きたい」「この人のために頑張りたい」とメンバーは共感してくれると思うので、尊敬できて頼れる存在になるために、この先自分は何をする必要があるのか、新卒2年目にして明確になったことが良かったです。

Skyfall入社・マンガDX+立ち上げ

どこを探してもこんな経験はできない。新卒3年目で新規事業を立ち上げ。
ディレクション・営業・企画・プロモーション・CS・採用をやり遂げ、事業を立ち上げる楽しさを知る。

前職で付き合いのあったSkyfallの代表に声を掛けられ、入社しました。入社を決めたのは、どこを探しても見つからない「経験」と「裁量」がSkyfallにあったからです。新卒2年間で幅広く広告営業に関する経験を積みましたが、さらに自分の稼働領域を広げ、できることを増やしたいと思った時に、マンガアプリ『マンガDX+』の立ち上げという道を選択しました。お客様の広告配信のサポートをする立場から、一からサービスを作り上げる事業者の立場になることで、今までとは違う新たな視点で挑戦できることに魅力を感じました。

少数精鋭のチームでアプリを開発をしていたので、入社して早々にアプリのコンセプト策定、開発ディレクション、コンテンツ企画、出版社営業、CS対応を行いました。リリースまでに大変だったことは作るものを考える事で、「どんなアプリを作りたいか」「開発の仕様やクリエイティブの構成はどうするか」など、何もない状態で0から作ることの苦労を痛感しました。一つの機能を開発するにしても、一つずつ進捗管理してテストをしていく必要があるので、次第にリリース日が迫ってくる中で焦りや不安が大きくありました。

Skyfall入社・マンガDX+立ち上げ

やっとの思いでリリースしてからは、作品を拡充していくことに集中しました。ユーザーにアプリを利用していただく上で作品は欠かせないので、コンセプトに沿う作品を探すために業務外で作品を読みながら、どんなユーザーにどんな形でどんな作品を届けたいのかを考えていきました。しかし、常に作品と向き合っている出版社と、私たちの作家・作品・読者に対する想いが圧倒的に追いついておらず、目線を揃えられていない課題がありました。その中で作品に触れるだけでなく、出版社とのコミュニケーションを増やして誠実に向き合うことで私たちの姿勢や想いが通じ、リリースしてから半年かけて作品が次第に広がり、より多くの読者に沢山の作品を届けることができました。

アプリが徐々に成長していった頃、これまで手を付けられなかった採用を考えるようになりました。今まで私が担っていた、出版社折衝、企画、プロモーションを担当するメンバーを採用しましたが、メンバーを教育しながら自身の業務を進めていくことに当時は非常に苦戦しました。また、エンジニア採用は長期戦で、通常業務もある中で採用活動に励みました。このように忙しい一方で、自分で一緒に働くメンバーを見つけて素晴らしい人と出会った時には一緒に働くことにワクワクし、採用活動にやりがいを感じていました。

求人媒体を開拓しながら候補者と面談を行い、オファー内容を考えてオファーを出していく等、今まで経験したことのない領域で挑戦できたので、大変ではあるものの個人としても事業としても、確実に今までよりもやれることが増えている実感がありました。

SKYFLAGプロダクト本部長に就任し、マンガDX+と兼任

エンジニア未経験が開発組織を統括するためにできることは何か。
チーム、社内における信頼獲得のためにやってきたこと。

マンガアプリの立ち上げに成功してさらにアプリを成長させようと必死になっていたある日、今まで経験したことのない、Skyfallのメイン事業であるSKYFLAGの開発組織の統括を任命され、マンガアプリと兼任することが決まりました。

当時一番最初にぶつかった壁は、未経験の領域における挑戦の連続。SKYFLAGというプロダクトや開発組織をより強固なものにするというミッションを任されましたが、商材の知識もなければ、エンジニア経験もなかったので理解が追いつかず、エンジニア同士の会話は何を言っているのか分からないという状態からスタートしました。

過去に広告営業を経験していましたが、あくまでも営業領域の経験なので、広告プロダクトの仕組みやロジック含めて、どのように成り立っているかをこの時に初めて知りました。一方で、本気で働きたい人にとってはどんなことにも挑戦できる環境が整っているので、この期間は自分にとって再びやってきた新たな挑戦機会と捉え、目の前の業務に熱中しました。

徐々に商材の理解が進んでいった次に立ちはだかった壁は、エンジニア未経験者が開発組織を統括する上でエンジニアメンバーから信頼を得る必要があるということです。開発組織を強固にすることを課せられていたので、メンバーのマネジメントは最重要事項と認識していました。

プロダクト開発においては変化が激しく試行錯誤の状態だったため、メンバーが目的意識を持って開発出来ていない側面がありました。そこで私はプロダクトの目指す方向性を定めて、メンバーを正しく導くディレクションに注力しました。自らが開発はしないものの、プロダクトや商材に関しては誰よりも一番詳しくなると決め、メンバーと沢山会話をして、本気で仕事をする姿を背中で見せてきました。

チーム内で信頼を得られるようになってからは、社内に対して開発組織の信頼を得ることが必要だと考えました。エンジニア個人の役割分担がわかりにくくなっていたため、誰が今どんな開発をしているのかを可視化できる状態を作るために、社内に向けてこまめに情報を発信し、営業サイドとのコミュニケーションを増やし、自分がエンジニアと営業組織の架け橋になるように注力しました。

営業から開発に寄せられたニーズを検討し、プロダクトとして本当に実装すべきかどうかを私が見定めて指示を出すことで、メンバーが目的を理解して納得した状態で開発できる環境を作ることができました。今まで閉鎖的な空間だった開発組織を、他部署と連携して一緒にプロダクトを成長させることができる体制に築けたことが大きな進歩だと思っています。組織の成長と共に開発スピードも加速して、さらに開発体制が強固なものになっていきました。

執行役員 SKYFLAGプロダクト事業部長就任

執行役員 SKYFLAGプロダクト事業部長就任

事業、会社を担う責任があるから、さらに成長していける。
プロダクトと共に私もSkyfallで成長していく。

2023年6月1日、執行役員 プロダクト事業部長に就任。開発組織を統括し、プロダクトのディレクションを担っていたところから、経営者視点で事業方針・事業計画に基づいたプロダクト、開発組織のディレクションを任されました。

今までSKYFLAGは、営業の力でプロダクトを成長させてきましたが、リワード広告市場をリードしている現在、今後新たな領域でイニシアティブをとっていくためには潜在層にアプローチする必要があります。そこで重要になってくるのがプロダクト力です。データを使って戦略的に事業を成長させていくためにもデータドリブンな意思決定をして、市場のニーズを可視化して分析、プロダクトとして何が必要なのかを整理して、継続的に検証を続けることが重要だと考えています。

持続的な会社の成長にはSKYFLAGが鍵を握っているので、執行役員としての私の使命は、プロダクトの価値を上げることだと思っています。その上で重要になってくるのが開発組織なので、エンジニアが働きやすい環境を整え、Skyfallを通して自分の市場価値を高めていけるように成長をサポートしていきたいと思っています。

また、エンジニア一人ひとりの成長が最終的に会社の成長に繋がり、会社もプロダクトも共に価値が上がっていくと思うので、Skyfallに多くのエンジニアが集まる環境を作り、エンジニア文化を築いていきたいと思っています。執行役員としても個人としても、開発組織やエンジニア、プロダクトの成長に振り切って行動していきたいと思っています。

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