~若手の多くは給与が低いことに不満を抱えているものの、「人間関係」が原因で転職している~
株式会社Skyfall(本社:東京都港区、代表取締役社長:長谷川 智一、以下Skyfall)は、当社の運営するマーケティングリサーチ事業の一環として、LINEヤフー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO:出澤 剛、以下LINEヤフー)が提供するリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」にて、社会人1~2年目の正社員(20~25歳)男女を対象に、「就活・就職・離職」に関するアンケート調査(調査期間:2024年6月14日~6月17日)を実施しました。
本調査では、新年度が始まっておよそ3ヶ月というタイミングで、就職活動時と実際に入社した後のギャップを中心に調査した結果を発表します。
・調査データのダウンロードはこちら:https://skyfall.co.jp/research/topics/report001/document-request/
調査サマリー
1. 就活中に思い描いていた理想の職場は、「給与が高い」や「休暇取得がしやすい環境」を抜いて、「人間関係が円滑である」が51.4%で最多に。 2. 若手社員の半数以上が入社後にマイナスなギャップを実感。社会人1年目で10人に1人が転職を考えるほど大きなギャップを感じており、2年目になると5人に1人が感じているに増加。 3. 転職経験の有無を問わず、若手社員が最も不満に思っていることは「給与の低さ」だが、実際に転職する若手社員は「人間関係」に不満を抱えていることが判明。 |
就活中に思い描いていた理想の職場は、「給与が高い」や「休暇取得がしやすい環境」を抜いて、「人間関係が円滑である」が51.4%で最多に
社会人1~2年目の正社員(20~25歳)を対象に、「就職活動の際に思い描いていた、理想の職場」について質問したところ、「人間関係が円滑である」が最も高く51.4%、次いで「給与が高い」が48.7%、「休暇取得がしやすい環境である」が44.6%となりました。一方で、「実力主義で評価される」と「若手の裁量が大きい」は、どちらも10%に満たない結果となりました。
理想の職場には、人間関係や休暇取得などの働きやすさが重要で、実力主義や裁量の大きさを重視している人は少ないことが読み取れます。
若手社員の半数以上が入社後にマイナスなギャップを実感。社会人1年目で10人に1人が転職を考えるほど大きなギャップを感じており、2年目になると5人に1人が感じているに増加
続いて、社会人1~2年目の正社員(20~25歳)を対象に「初めて入った企業の入社後にどれくらいマイナスなギャップを感じましたか?」と聞いたところ、「マイナスなギャップを感じたことがある」と回答した人は、全体で54.4%と半数以上がマイナスなギャップを感じている結果になりました。さらにその内の16.0%は、「転職を考えるほど大きなギャップを感じた」と回答しています。
また、社会人1年目と社会人2年目を比較したところ、マイナスなギャップを感じたことがある割合は社会人2年目の方が12pt高く、ある程度仕事になれて会社の雰囲気が理解できるようになると、理想とのギャップを感じる人が増えることが伺えます。
転職経験の有無を問わず、若手社員が最も不満に思っていることは「給与の低さ」だが、実際に転職する若手社員は「人間関係」に不満を抱えていることが判明
最後に、転職経験のある社会人2年目の正社員(20~25歳)と転職経験のない社会人2年目の正社員(20~25歳)を対象に「初めて入社した企業について、悪かった点」について質問したところ、転職経験の有無に関わらず、給与の低さに不満を持っている人が多いことが分かりました。
その中でも、転職経験のある社会人2年目(早期離職者)と同じ会社に勤務し続けている社会人2年目を比較して早期離職者の特徴を分析したところ、「上司に相談しづらい」と「人間関係が円滑ではない」が最も多く、転職経験のない2年目と転職経験のある2年目の差分は17.4pt、続いて「休暇取得がしづらい環境である」が15.9pt、「若手の意見が通りづらい」が13.9pt、「スキルを習得できる環境がない」が10.5ptとなりました。
転職経験の有無を問わず、若手社員の多くは給与が低いことに不満を持っているものの、実際に転職をする若手社員の特徴は、人間関係に何らかの事情を抱えていることがわかりました。さらに、就職活動の際に最も重視されている「人間関係」において、早期離職者の多くは、入社後に理想とのギャップを感じて退職している様子が伺えます。
調査データの引用・転載について
調査データの引用・転載の際は、必ず「出典:株式会社Skyfall」と明記いただけますようお願いいたします。引用・転載先がWebページ(メディア/ブログ等)である場合には、該当ブログ記事のURLをリンクしてご掲載ください。
調査概要
・調 査 対 象 者:全国の社会人1~2年目(20~25歳)の会社員(正社員)男女
・調査方法:LINE Research Platformを活用したスマートフォン調査
・実 施 時 期:2024年6月14日(金)~ 6月17日(日)
・有効回収数:1,000サンプル
※本レポート内の合計・差分の計算は、小数点2位の四捨五入し表示しているため、本資料を基に計算した場合、±0.1pt誤差が生じている場合があります。
・資料URL :https://skyfall.co.jp/research/topics/report001/document-request/
「LINEリサーチ」について
「LINEリサーチ」は、企業における事業開発・マーケティング活動の最大化を目的にした、スマートフォン時代のリサーチプラットフォームです。650万人以上のアクティブモニターのうち10〜29歳が50%を占め※、学生や若年向けの出現率の低い調査も実施可能です。また、従来型の調査パネルと異なり、リサーチ興味度の薄い層にもコンタクトが可能なため、より一般的な意見を収集できます。LINEのプッシュ通知で配信するため、ユーザーがリアルタイムで回答しやすいだけでなく、スマートフォン上で回答しやすい画面設計を行っていることで、効果的に調査を実施することが可能です。
※2024年7月時点
・詳細:https://www.lycbiz.com/jp/service/line-research/
Skyfall リサーチコンサルティングについて
Skyfallでは、専任リサーチャーがスマートフォン向けにカスタマイズした調査設計から調査データの分析まで一貫して行うことで、専門性の高い調査を提供し、お客様の事業の意志決定をサポートしています。
LINEリサーチと連携し、Skyfallが提供するスマートフォンを活用した調査 一例
・LINEを通してQRコードやURLからアンケートに回答できるオープン型リサーチ
※LINE公式アカウントとも連携できるシステムとなっています
・スマートフォンで撮影した写真を回収する写真調査
・詳細:https://skyfall.co.jp/line-research/
株式会社Skyfallについて
Skyfallは「いいモノが広がっている世の中を創造する」と掲げ、ユーザー体験に寄り添った広告マネタイズプラットフォーム『SKYFLAG』や、代表性を追求するマーケティングリサーチサービス『SKYFLAGリサーチ』を運営しております。
企業名 | :株式会社Skyfall |
代表者 | :代表取締役社長 長谷川 智一 |
所在地 | :(東京オフィス)東京都港区赤坂9丁目7番1号 ミッドタウン・タワー19階 :(新潟オフィス)新潟県新潟市中央区東大通2丁目4番10号 日本生命新潟ビル7階 |
事業内容 | :広告マネタイズプラットフォーム事業・マーケティングリサーチ事業・アプリメディア事業 |
従業員数 | :167名(2024年8月現在) |
設立 | :2017年10月 |
資本金 | :7,939万3,750円 |
ホームページ | :https://skyfall.co.jp/ |